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近隣の施設や名所を訪れ、滞在をさらに豊かなものへ

早川町の楽しみ方

月夜見山荘とおすくにのある早川町は、南アルプスの山の魅力がぎゅっと詰まった場所です。知名度はまだそれほど高くありませんが、この大自然と山の中で暮らす人々の魅力に気づいた方々が頻繁に遊びにきたり、また住み着いてしまったり、いろんな方々からの注目を集め始めている場所です。

月夜見山荘にお泊まりいただき、おすくにでお食事をお召し上がりいただく前後に、ぜひ町内各所を巡っていただき、私たちの施設だけでは提供できない山の豊かさを全身で感じていただき、早川町という場所を気に入っていただきたいと思っております。
ここでは、ここで20年暮らしてきた宿主の独断と偏見で、早川町の魅力と、ぜひ行っていただきたい場所を、整理してご紹介します。
 

その1/厳選掛け流しの温泉に身も心も癒される

 早川町は温泉の町です。世界で最も古い宿泊施設としてギネスにも認定されている西山温泉「慶雲館」があるように、古くから湯治場として知られてきました。現在も、町内各所に温泉付きの宿泊施設や日帰り温泉がありますが、その中でも私が特にオススメしたいのが、西山温泉と奈良田温泉。
 ここには、地中から湧き出した温泉をそのまま使う「源泉掛け流し」の温泉が揃っています。加水も加温もしない、本来の優しい温泉の肌触りに身も心も癒されること間違いなしです。

【おすすめ施設】

白根館

日本秘湯を守る会に所属し、TV番組「マツコの知らない世界」で、温泉愛好家から「自分が日本で一番好きな温泉」と紹介された温泉旅館です。早川の他の温泉にはない硫黄の匂いが強く、大地の力を感じる温泉です。

元々は温泉旅館でしたが、現在は宿泊業務はお休みし、日帰り温泉のみの営業となっています。

白根館 http://www.nukuyu.com/shiranekan/

奈良田の里温泉

町営の日帰り温泉。なかなか他では味わうことのできない、ぬるっとしたアルカリ泉質が特徴で、昔から「美人の湯」として知られています。
その泉質により、温泉総選挙2016うる肌部門では、見事、全国第3位に選ばれました。ぬるめのお湯で何時間でも入っていられます。

併設する食堂「こんぼうす」の馬モツ煮もぜひ味わってみてください。

奈良田の里温泉 http://hayakawakankou.daa.jp/archives/spot/naradanosato/

湯島の湯

西山温泉エリアにある、露天風呂のみの日帰り温泉。雄大な山々を背景に、春は桜、秋は紅葉を見ながら温泉に入れます。
湧出した温泉が、洗い場の樋を通り湯船に流れ込む面白い設計ですが、これは実はおすくにを設計してくださった「かめ設計室」の一級建築士、羽渕さんの設計。温泉のみを味わってほしいという思いと、湯船に注ぐ温泉の湯温調節の意味があります。

コテージもあり宿泊も可能です(自炊のみ。近隣に飲食店はありませんので、ぜひ夕食はおすくにをご予約ください)。

湯島の湯 http://hayakawakankou.daa.jp/archives/spot/yujimanoyu/

その他に源泉掛け流しなのが、蓬莱館と慶雲館。蓬莱館は日帰り入浴可能ですが、慶雲館はご宿泊者のみ入浴可能です。

その2/南アルプスの大自然を体感するアクティビティ

早川町にお越しくださった皆さんがまず驚くのが、高く、けわしく、目の前に壁のようにそびえ立つ山々の姿。2000~3000m級の南アルプスの山々に囲まれた早川町は、決して牧歌的な山村景観ではありません。どちらかというと、人を寄せ付けない厳しさ、怖さ、迫力を感じます。

それでも、自然はやはり自然。四季折々に美しい景色、豊かな恵みを我々にもたらしてくれます。そんな奥山の自然に魅了され、その素晴らしさを伝えたいと奮闘する専門家が提供する、高品質のアクティビティーをぜひ味わっていただきたいです。

 

【おすすめ施設】

本流堂ラフティング

3000mの山々から流れ出す激流・早川、そして早川が流れ込み日本三大急流の一つとして知られる富士川を、ラフティングボートで下ります。リバーガイドの大窪さんは早川の流れに魅了され、それまで所属していたラフティング会社を辞め、2010 年に早川町に移住し本流堂を立ち上げました。
川をこよなく愛し、早川の魅力をよく知る大窪さんとの川下りは最高にエキサイティングです!

ちなみに、ラフティングの前後に月夜見山荘にお泊まりいただいく方は、ラフティング体験料がお一人様1,000円割引となります。

本流堂 https://honryudou.jp/

南アルプス邑野鳥公園

シンボルとなっているヤマセミをはじめ、年間で100種類上の鳥類が観察できる他、ムササビやカモシカなどの様々な動植物が生息している自然公園。専門的な研究をしてきたガイドが常駐しており、ネイチャーガイドやクラフト体験などを随時実施しています。

また公園の入り口には早川エコファームが運営する「おばあちゃんたちの店」があり、町内の農産物、加工品などを販売している他、農業体験も随時実施しています。

野鳥公園 http://www.hayakawa-eco.com
エコファーム http://www.eco-farm.or.jp

南アルプスガイドクラブ

「雄大な南アルプスに抱かれたふるさとを未来につなぐ案内人」がキャッチフレーズのガイド集団。日本山岳ガイド協会認定の登山ガイドが約30名所属し、一年を通して、早川町を含む南アルプスの高山から低山、そして村々までガイドしています。

実は、私もこのガイドクラブに所属しており、南アルプスフロントトレイルの整備にも携わっています。月夜見山荘をご利用いただく前後で、南アルプスの山へ登りたい、山村の歴史や文化、人々の暮らしぶりを知りたいという方は、ぜひご予約時にお問い合わせください。ガイドを手配いたします。

南アルプスガイドクラブ http://magc.jp

その3/山と人との関わり、歴史を学ぶ

南アルプスの高く険しい山々は、独特の生活文化を育むと同時に、広く人々に様々な価値を提供してきました。早川町には、そんな山と人との多様な関わりが作り出した歴史や文化が多数あります。今では想像もつかない、壮大なドラマや物語がそこにはたくさん詰まっています。
それらを端的に表現する象徴的な場所を訪れ、先人たちの暮らしを知り想いを馳せ、山の暮らしへの理解をさらに深めていただけると嬉しいです。

早川町歴史民俗資料館(奈良田の里内)

早川町最北の集落、奈良田。今でこそ温泉や宿泊施設などが揃い、観光地としての側面が強くなっていますが、かつては隔絶された地で「秘境」と呼ばれてきました。

その奈良田には、孝謙天皇の遷居伝説をはじめ様々な伝説、民俗、文化が残っているのですが、それを紹介しているのが奈良田の里内にある「早川町歴史民族資料館」です。

奈良田では昭和30年ごろまで焼畑が行われていたのですが、ここには国の文化財にも指定されている当時の道具類が、焼畑の解説パネルや再現映像などとともに展示されています。

山の暮らしを知るはじめの一歩として、ぜひ訪れていただきたい場所です。
ちなみに、周囲には南アルプス写真館や古民家カフェ鍵屋なども併設されています。温泉とともにゆっくり満喫してください。

早川町歴史民俗資料館 http://hayakawakankou.daa.jp/archives/spot/hayakawarekisiminzokuhakubutukan
南アルプス山岳写真館 http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/natural/portrait-studio.html
古民家カフェ鍵屋 https://cafe-kagiya.com

赤沢宿(重要伝統的建造物群保存地区)

日蓮宗の総本山・身延山久遠寺と、その身延山を守護する霊山で修行の山でもある七面山。今でも全国各地から、この霊山へ多くの信徒さんが修行に訪れます。
かつては身延山から七面山へは山道を歩いて向かったのですが、その往還の途中にあるのが「赤沢宿」です。江戸時代後期から、講を組んで信仰のために訪れる方々を対象にした宿場町「講中宿」として発展しました。

当時の旅籠が今でも多数残っており、平成5年には、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、その美しい町並みを残す活動を地域ぐるみで展開しています。

現在でも営業を続ける江戸屋旅館、ゲストハウスとして蘇った大阪屋、カフェも併設した休憩処清水屋、地元のお母さんたちが運営するそば処武蔵屋、また、2月に咲く福寿草や節分草、4月の桜など見所も豊富。山岳信仰という側面から、山と人の関わりを見つめ直して見てください。

江戸屋旅館 http://hayakawakankou.daa.jp/archives/spot/edoyaryokan
ゲストハウス大阪屋 https://akasawasyuku.com
(食事はありません。地元ならではの夕食をご希望の方は、ぜひおすくにをご予約ください。送迎もいたしますよ。)
宿の駅・清水屋 http://akasawasyukusimizuya.blogspot.com
そば処武蔵屋 http://hayakawakankou.daa.jp/archives/spot/musasiya

硯匠庵

早川町には、東西日本を分ける糸魚川ー静岡構造線が通っています。この西日本側の地層で取れる「珪岩(けいがん)」という岩石から、早川町の特産品でもある雨畑硯が作られています。

雨畑硯は品質が高く、中国の有名な端渓硯に匹敵するということで「和端渓」とも呼ばれたほどですが、偽造品なども多数出回ったため、今では正真正銘の雨畑産の石を使った硯ということで「雨畑真石硯」と名乗っています。

この雨畑真石硯を現在も作っているのが、ここ硯匠庵。職人が常駐し硯製作を続けるとともに、硯の歴史や文化についての解説パネルの展示、かつての職人が製作した個性豊かな硯も展示販売されています。また硯を作る体験も可能です。

硯匠庵 http://amehata.suzurinosato.com


20数年前、宿主が早川を訪れ「ここで暮らしたい」と思ったのは、人々のたくましい暮らしぶりに魅了されたから。そこらにあるもので、なんでも自分で作ったり直したり、そんな知恵と技術、創意工夫の詰まった生き方に憧れたからでした。

早川町には「まんのうがん」という言葉があります。漢字で「万能丸」と書き、元々は万能薬の意味でしたが、それが人に転じて「なんでもできる人」という意味になり、「山で暮らすには、まんのうがんでなければだめだ」と言われてきました。

今回、ご紹介した施設を運営されている方々も、施設の代表者であると同時に、農業もするし、狩猟もするし、大工仕事もするし、まさにまんのうがんな人ばかり。早川町を訪れたからには、生きる力の塊「まんのうがん」な人々とぜひ出会って、人生観をも揺さぶられるようなディープな体験をぜひしていただきたいと思っています。

早川町観光協会

なお、今回ご紹介した施設は、町内全体のほんの一部です(紹介できなかった施設の皆様、ごめんなさい)。
他にも、町内には多数の魅力的な観光施設がございます。詳しくは早川町観光協会のHPをご覧ください。

早川町観光協会 http://hayakawakankou.daa.jp/

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