月夜見山荘(つくよみさんそう)
南アルプスの雄大な山々に抱かれ、その恵みに生かされる
「山の暮らしの豊かさを分かち合いたい。」
私たちが宿と食堂を営む根底にある想いです。山に入り、山から授かる四季折々の恵みは、私たちの生活を彩り、とても贅沢なものにしてくれます。この地の住み方を記憶する古民家と山の幸を通して、この豊さを皆様と分かち合うことができたら、これ以上の喜びはございません。
撮影 北田英治
古民家一棟貸しの宿 月夜見山荘
山の音、風の音、水の音。瞬く星空と漆黒の闇。火の温もり。この地の住み方を記憶する大正時代の古民家で、山人の暮らしに想いを馳せる。
撮影 北田英治
大正時代に建てられた古民家を改装。1日1組限定。
囲炉裏を有した母家と、二棟の離れを専有してご利用いただけ、家族や気の置けない仲間たちと、気兼ねなくゆったりと過ごせる空間となっています。
また集落の高台にあるため、新緑や紅葉の山々、美しい月や星空を存分に楽しむことができます。
山に抱かれながら、大切な人たちと特別な時をおすごし下さい。
手打ちそばと山の食「おすくに」
山菜、川魚、きのこ、ジビエ…。 店主自らが山に入り授かってきた四季折々の山の幸を、地域で受け継がれてきた食材とともに地元ならではの食べ方で。
撮影 北田英治
月夜見山荘に隣接する小さな食堂です。
ランチタイムは、手打ちそばの店として営業。ディナータイムは、宿泊の方とご予約の方向けに、店主自らが山に入りとってきた山菜、川魚、きのこ、ジビエなど、四季折々の山の食材と手打ちそばを中心としたコース料理をご提供しております。
光溢れる暖かい空間で、四季折々の山の食材と手打ち蕎麦、そして地酒や自家製の果実酒を満喫してください。
光に包まれながら、四季折々の山の恵みを心ゆくまで味わってください。
山の暮らしに関するブログ記事→他の記事はこちら
- 冬の保存食、柚餅子の作り方と楽しみ方on 2024年1月8日 at 8:30 AM
新春、いかがお過ごしですか? 月夜見山荘/おすくには10日(水)まで年始休暇をいただいていますが、慌ただしく寒期の干し物作りにいそしんでおりまーす。 今日は柚餅子(ゆべし) 柚子の実の中に絞った果汁と味噌、好みの木の実などを詰め、蒸して干し上げた保存食です。お茶うけ、酒の肴、お茶漬けの具などに重宝する冬の食卓のお楽しみ〜 今年は成人式に帰省した娘がお手伝いをかって出てくれて一緒に作業。『昔の人はどうしてこんなもの考え出せたんだろーね』『作り方覚えられてよかったー!来年も作りたい!』とすごく興味深気にやってくれた。そんな娘を横目に、母も嬉しくて大満足な新年のスタートです! おすくにのメニューにも登場いたしますので、続報をお楽しみに〜〜
- 焼畑の蕎麦on 2023年11月20日 at 1:00 PM
昭和30年ぐらいまで焼畑をしていた早川町の奈良田集落。本日は、奈良田に移り住み焼畑の復活に取り組む上原さんが育てた、焼畑蕎麦の刈り取り作業をお手伝い。 写真ではなかなか伝わりませんが、立っているのもやっとなかなりの急傾斜。木々で覆われていたこの場所を切り拓き、畑にした上原さんに脱帽です。 こんなこんな赤い実もあったりして、なかなか面白い。 刈り取った蕎麦は、干しやすいよう大きさに束ね、藁で縛っていきます。 刈り取った蕎麦を焼畑から下ろし、最後は公民館の駐車場に干しました。 上原さんは、年明けの集落の行事で、この蕎麦を振る舞いたいと考えているとのこと。焼畑で育てた蕎麦は、一体どんな味がするんでしょう。今から楽しみです。
- 本日、解禁!on 2023年11月15日 at 7:00 AM
待ちに待った11月15日。狩猟の解禁日。今年の猟期がスタートです! 眠れぬ夜を過ごした男たちが、朝8時過ぎにいつもの小屋に集合。安全な猟を誓い合い、その後、どこを攻めるか決めて、それぞれ持ち場に分かれる。 犬を山に離して数十分後、私の隣のマグサから鉄砲の音が。長老が大きな雄鹿を仕留めたのでした。 幸先の良いスタート。獲物を解体した後は、小屋で宴が始まります。今季も楽しくなりそうです!
- 乾いた山は諦め、沢沿いにポイント変更!on 2023年11月1日 at 12:00 PM
本日もキノコ狩り 尾根沿い、高いところは諦め、沢沿いを歩く。ナラタケ、クリタケ、クリフウセンタケを採るも、スマホを車に置き忘れ生えている所の写真は撮れず。 ナラタケ↓ クリフウセンタケ↓ 車に戻り、スマホを持って2回戦。山に入ってすぐのところで、ムラサキシメジに遭遇。うーん、綺麗な色。 沢沿いにポイントを変えたのが功を奏し、お客様にお出しするキノコが少しは確保できました。 本日も山の神様に感謝。
- 本日のキノコ狩り。というか山歩き。on 2023年10月24日 at 1:30 PM
山は色づき始めるも、このところ雨は降らず、またもや山は極度の乾燥状態に。椎茸もハナイグチも、生えたまま乾燥してました。 標高1500m辺りの山から、ブナ、ミズナラ林を熊さんのウンチを避けながら降り、少し傾斜の緩んだ場所に出るとそこには湧水が。そして、水の湧き出し口の上には、大きな胡桃の木。 映画にでも出てきそうな光景ですな。水もまろやかで本当に美味しい。 これだけ山が渇いているのに、コンコンと湧き出す水を見て、改めて山を大切にしなきゃなあと感じたこの日、キノコは全く採れませんでしたが、記憶に残る1日となりました。 こんな光景に出会えて幸せ。今日も山の神様に感謝です。
- 果実酒づくりon 2023年10月14日 at 9:00 AM
先日山で収穫したナナカマドを果実酒に。 良い色ですね。 ついでにナツメも漬けました。 ナツメはコクがあって、とっても美味しいお酒になります。 はーやく美味しくなーれ。
- 連日のキノコ狩り、本日はハナイグチ祭りon 2023年10月11日 at 10:00 AM
今週は火曜、水曜とキノコ狩り。 予想通り、ハナイグチが本格的に出てまいりました。 籠に二つの大収穫! こちらはチャナメツムタケ↓ ナナカマドの実も真っ赤に色づいてました。こちらは果実酒用。 ようやく秋らしくなってきましたね。今日も山の神様に感謝です。
- キノコ狩りの冒険記on 2023年10月2日 at 1:30 PM
本日も行ってまいりました、きのこ狩り。今日は1日がかりのロングラン! 朝6時過ぎに家を出て、山を歩き始めて30分。遠くにヒラタケが!と思って近づくと、なんと立派なツキヨタケタワー。 まあ、いきなりそんな幸運はないよねー、と思いつつ歩みを進めると、今度はマスタケタワーが出現! 状態も良いので全て収穫するも、いきなり5キロぐらいの荷物を背負うことになり、後が思いやられる…。 その後、アカモミタケ、ハナイグチなどをちょこちょこ採りながら進むと、水楢の大木の根本にマイタケが!でも老菌。う〜ん残念! その付近で舞茸を探していたら、舞茸ではないが、オオミヤマトンビマイを発見! その後は、シイタケ、クリタケ、適期の過ぎたブナハリタケ、 さらにはヒラタケタワーならぬヒラタケブリッジ(正確にはウスヒラタケ)にも遭遇。 そろそろ戻らねばと、マスタケで満杯になったリュックを背負い、両手にキノコが入ったビニール袋をぶら下げ必死に山を降りる途中、サルナシを発見! 地面ばかり見てなくてよかった。 持ちきれないよーと思いつつも、もちろん収穫。 採りながら、熟した実を口に入れると、あ〜なんて甘いんでしょう。疲れた体に甘みと酸味が効きますな。 そんなこんなで、定休日初日のきのこ狩りが終了。久しぶりに1日歩いて、くたびれ果てたので(足も腰も痛い涙)明日は山へは行かず少しゆっくりしようかな。でもキノコは待ってくれないしなー。
- 定休日はキノコ狩り/モクとキノコを山で探しまくった結果…on 2023年9月26日 at 8:00 AM
定休日はキノコ狩り。本日もモクとキノコを探しに山へ行って来ました。 数日前に雨が降り、このところ朝晩の気温もぐっと下がり、いよいよ本番!いろいろ出ているといいな、と思いながらいかにも松茸がありそうな松林を歩いていると、 まずはニンギョウタケを発見!なかなかの迫力です。 続いてアミタケ。今日はアミタケがたくさん採れました! 続いてチチタケ。本来は夏のキノコですがまだまだ出てました。 そしてそしてショウゲンジ!出始めたばかりで、可愛いサイズのものが多数採れました。 ありそうだったマツタケは結局採れず…。でも、帰りにマスタケとオオモミタケとウラベニホテイシメジを数本採ったからよしとしよう! 明日も定休日。キノコか、はたまた今月末で漁期が終わる釣りか。明日の朝まで悩みます笑。
- 本日のきのこ狩りon 2023年9月20日 at 2:00 PM
今日はモクと山にきのこ狩り。1000m〜1600m程度の山を徘徊し、アミタケ、ハナイグチ、サンゴハリタケ、マスタケ、そして写真にはありませんがチチタケを大量に採りました。まずまずの成果! 明日から営業再開なので、次の山行は来週の定休日。明日、明後日と雨降りそうなので、来週が楽しみです。